人文学部福祉文化学科健康スポーツ福祉専攻
「スポーツが好き」
その気持ちが、健康で豊かな社会の未来を切り拓く。
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専攻の特徴
スポーツが大好きだ――その想いが、人や社会を支える力に
「スポーツが好き」「誰かの力になりたい」「地域の役に立ちたい」――そんな想いを、確かな専門性と実践力へと育てていく。それが、沖縄大学?健康スポーツ福祉専攻の学びです。
私たちがめざすのは、一人ひとりが心と体の両面で健やかに生きる社会=ウェル?ビーイング(well-being)の実現です。そのために本専攻では、「健康」「スポーツ」「福祉」を横断的に学び、地域社会で活躍できるプロフェッショナルを育成しています。スポーツを通して、人と人をつなぎ、社会の課題と向き合い、人や社会を支える――そんな実践的な力は、沖縄、そして未来の世界にとって、かけがえのない価値となるでしょう。
10年後、20年後の地域の「幸せ」を支えるのは、今、スポーツを愛するあなたかもしれません。「好き」をチカラへ。その第一歩を、沖縄大学で踏み出してみませんか。
4年間の学び
1年次 専門への第一歩を、着実に踏み出す
1年次から専門的な学びが始まります。「沖縄健康論」「運動文化論」「野外活動実習」などの専門科目が履修できます。加えて、共通科目での幅広い教養も身につけます。また、スポーツリーダーやジュニアスポーツ指導員といった公認資格の取得に向けた支援体制も整っており、「公認スポーツ指導者養成講習会免除適応コース承認校」として、日本スポーツ協会の要件を満たした専門科目の履修が可能です。卒業生によるキャリアガイダンスを早期に実施し、卒業後のキャリアを意識しながら学びを進められるよう丁寧にサポートしています。
2年次 専門性を高め、社会で活かせる力を養う
2年次では、「健康運動実践指導者」や「初級パラスポーツ指導員」などの健康指導に関わる基礎的な資格取得をめざし、健康?スポーツ?福祉を多面的に学びます。特に、スポーツ指導者の在り方が重視される昨今、保健体育の教員を目指す学生も含め「スポーツコーチング論」を必修としています。スポーツ指導者としての倫理観や対人支援の在り方に重点を置き、「生涯発達心理学」「臨床心理学」などの科目を2年次で履修できるように設置し、人間性の素養を育みます。
本専攻が大切にしている「福祉マインド」は、異なる背景やニーズをもつ人びとに対して、思いやりと専門性をもって向き合う姿勢です。それは、社会のあらゆる場面で求められる資質だと考えています。
3年次 進路を見据え、視野を広げる
3年次は、それぞれの学生がキャリアの方向性を考える時期です。教員を目指す学生は学校現場でのインターンシップを継続的に実施し、「教職」の学びを深めていきます。障がい者スポーツに関心をもつ学生は「中級パラスポーツ指導員」など、より専門性の高い資格取得に取り組みます。また、「介護予防」や「レクリエーション指導」の学びを通して、人びとがいきいきと暮らし続けるための支援方法や、心と体の両面から健康を促進する知識と実践力を身につけます。さらに、一般企業への就職を目指す学生は、就活インターンシップにチャレンジし、県外や国外にも学びの場を求めていきます。すべての学びの根底には、「スポーツ?運動を通じたウェル?ビーイングの実現」という理念があり、多様な個性とともに生きる力、地域の中で支え合う視点を養います。スポーツや福祉を幅広い視点で捉えることによって、視野を広げることができますし、キャリアの選択肢の幅を広げることも可能です。
4年次 学びの集大成。社会へつなげる最後のステージ
最終学年では、これまでの学びをゼミ研究や卒業論文にまとめ、専門性を深めていきます。保健体育の教員免許状取得を目指す学生は、教職課程の集大成である「教育実習」でこどもたちと現場の先生方から多くの刺激を受けながら体験的な学びを得ています。就職活動においても、専任教員が個別に面談を行い、一人ひとりの進路に寄り添った支援を行っています。
4年次は将来に向けた迷いや葛藤が生まれる時期でもありますが、本専攻では、学生が自分のペースで悩み、考え、成長していけるよう、教員が伴走しながらしっかりと支えます。こうした丁寧な関わりこそが、健康スポーツ福祉専攻の教育の根幹です。
身につく力
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地域共創力
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幅広い教養と複眼的
総合思考力 -
専門的知識?技能の活用力
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主体的な学習力と他者との協働力

健康スポーツ福祉専攻のキャリアデザイン
スポーツと福祉を統合的に学ぶ、新しい時代の専門性
本専攻では、スポーツの楽しさや価値を再発見すると同時に、それを地域社会や教育、福祉現場で活かす力を育てます。「スポーツを通じてどのように地域貢献できるのか」「どのような支援が多様な人びとの生活を豊かにするのか」を、理論と実践の両面から学ぶことができます。これにより、単なる“スポーツ好き”にとどまらず、「社会に貢献できるプロフェッショナル」としての成長が可能です。
「福祉」も学べるから、進路の選択肢が広がる
健康やスポーツに加え、心理学や福祉学などの対人関係論などを学ぶことで、一般企業?教育?スポーツ?福祉?実業団といった幅広い分野に対応できる力が身につきます。特に、障がい児支援や高齢者支援の現場で求められる「運動療育」や「レクリエーション」の専門性は、本専攻の強みの一つです。専門学校や単科大学では得られない、複眼的な知見と柔軟な実践力が養われます。
卒業後も強い、就職支援とネットワーク
健康スポーツ福祉専攻の就職率は例年ほぼ100%!卒業生の多くが教育?福祉?健康産業などで幅広く活躍しています。その背景には、1年次から始まる卒業生によるキャリアガイダンスや、きめ細やかなキャリア?サポートがあります。現場の実際を知る先輩たちの声を通して、自分の将来像を具体的に思い描ける点も、本専攻の大きな魅力です。
卒業後の進路や資格
「スポーツが好き」を、子どもたちや社会の未来を支える力に
本専攻では、スポーツや福祉の専門性を活かし、保健体育の教員免許(中学校?高等学校)を取得することができます。本学は、他大学と比べても教職課程の取り組みが充実しており、教育実習や教職インターンシップ、卒業生による試験対策ガイダンスなど、実践的できめ細やかな支援を行っています。
教員をめざす学生はもちろん、スポーツ指導者や児童福祉の現場で活躍したい人にとっても、資格取得を通して実践力を高め、幅広い進路に対応できる環境が整っています。

- 中学?高校教諭一種免許「保健体育」
- 公認スポーツ指導者「コーチングアシスタント」「ジュニアスポーツ」
- 健康運動実践指導者受験資格
- 初級パラスポーツ指導員
- 中級パラスポーツ 指導員
- レクリエーション?インストラクター
- スポーツレクリエーション指導者
就職実績(2015~)
【教育関係】中学校保健体育教員採用試験合格9名(沖縄県、東京都、静岡県、大阪市、広島県)
公立小学校?中学校?高等学校?特別支援学校臨時任用教員
学校法人三幸学園、学校法人KTC学園屋久島おおぞら高等学校
【公務員】 沖縄県警察本部、豊見城市消防本部、那覇市役所、うるま市役所、枕崎市スポーツ?文化振興課、その他の地方?国家公務員など
【一般企業】 琉球銀行、海邦銀行、日本郵便、JA、ANA、JAL、金秀商事、沖縄電力、サンエー、沖縄トヨタ自動車、沖縄通信ネットワーク、沖縄ヤクルト、沖縄大学、マイナビ、ジスタス、カーブス、RIZAPなど
【医療?福祉】 南部徳洲会病院、ロクト整形外科クリニック、レジリエンス?スポーツセンター、児童デイサービスまはろ、こどもプラスなど
【その他】 中日ドラゴンズ、大学院進学(琉球大学大学院、東京学芸大学大学院、広島大学大学院、立教大学大学院)、ハワイ大学ヒロ校進学、上海体育学院など
卒業後の進路イメージ
保健体育教員
活かせる資格:教員免許(必須)
教職課程を履修し、「保健体育」の免許を取得することで、中学?高校の保健体育教員を目指すことができます。スポーツに関する科学的知識を活用した授業づくりはもちろん、福祉の視点を生かし、運動が苦手な子なども取り組みやすいインクルーシブな授業を取り入れるなど、幅広い視野をもった教員として活躍しましょう!
スポーツインストラクター、フィットネスインストラクター
活かせる資格:健康運動実践指導者、レクリエーション?インストラクター、スポーツ?レクリエーション指導者など
フィットネス、トレーニング、マリンスポーツなど、多様なスポーツの場でサービスを提供するインストラクターを目指すことができます。未来の健康産業や沖縄の特性を生かしたスポーツを盛り上げるする人材として活躍しましょう!
スポーツコーチ、指導者
活かせる資格:コーチングアシスタント、ジュニアスポーツ指導員、初級?中級パラスポーツ指導員など
総合型スポーツクラブやスポーツチームなどの指導者を目指すことができます。自分の専門種目を生かした指導者や、障がい者スポーツの指導スキルを活用した専門の指導者などとして活躍しましょう!
その他(民間企業、公務員など)
資格を直接活用するだけでなく、スポーツに関する学びを幅広い分野で活かすことができます。用品メーカーやプロスポーツチームのスタッフなど、スポーツに関連する企業での活躍も目指すことができます。また、直接スポーツに関係せずとも、スポーツの学びを通じて身に着く身体に関する知識、尊重の精神、コミュニケーションスキルなどは、どのような仕事にも活かすことができるはずです。