10月2日、本学と輔仁大学（台湾）との協定締結式を行いました。
輔仁大学は、台湾の新北市にある総合大学で、在籍者数約2万5千人、12学部50学科を設置しています。また、留学生のための中国語センターや学生寮も備えています。
昨年より国際コミュニケーション学科の渡邉ゆきこ先生がVR空間を活用した交流授業を行っていて、今回の協定に繋がりました。今後は、学生交流及び学術交流を行っていきます。

（締結式での山代学長挨拶）
尊敬する輔仁大学の皆様、初めまして。私は沖縄大学の学長の山代です。元外科医で健康教育が専門です。
まずはじめに、輔仁大学にお招きいただきありがとうございます。私たち沖縄大学は、「地域共創未来共創の大学へ」いう理念を持つ地域に密着した教育、研究、社会貢献を行うべく１９５８年に創設された沖縄で一番歴史のある私立大学です。私たちは、日本国内はもちろん、アジアや世界各地からの学生を受け入れる多文化共生の大学を目指したいと考えています。グローバルな視野を持ち、国際交流にも力を入れていきたいと考えています。
さて、今回は輔仁大学との学生交換に関する覚書の交換について訪問させていただきました。昨年4月に、VRを利用した語学講義の可能性について研究を進めている渡邉ゆきこ人文学部長と貴校の楊錦昌教授との間で合同講義が実現し、コロナ禍、留学が難しい状況でも、異文化体験が体感でき、両大学の学生が、VR空間内でアバターを通して交流できたことが今回の両校の協定に繋がったと聞いております。楊錦昌教授に感謝申し上げます。私たちは、この交流を通じて、輔仁大学との学術的なつながりを深め、学生たちが多様な経験を積むことができるよう支援してまいります。台湾でもトップクラスの輔仁大学と交流をもつことができることは私達沖縄大学、そして沖縄にとって大きな財産になります。
Covid19も収束しつつあり、これから学習意欲のある学生をVRだけでなくリアルに受け入れていただくことを願っています。
最後に、江漢聲教授　校長に心からの感謝と敬意を表します。そして、輔仁大学と沖縄大学が提携校となることが、両校だけでなく、両国の友好関係にも寄与することを祈念します。ありがとうございました。